CHAPTER 7 主要和音の終止形
トゥー ファイブはよく使われる
前回解説した、サブドミナントを加えたドミナント終止はもうひとつあります。サブドミナントのFに代理コードのDm7を使ってみましょう。
SD → D → T
ギター譜EX-14 トゥー ファイブはあらゆる曲で使われている
本編で使用するコードフォーム拡大画像
ハイポジションのギターコードフォームは→「ギタ掘り!」で登場するギターコード一覧
ローマ数字がU→Xとなることから「トゥー ファイブ」と呼ばれ、様々なキーで頻繁に使用されるコード進行です。ルートがU-X-Tと4度進行(強進行)することで、より強固な終止形となります。
筆者は、先輩ミュージシャンが「トゥー ファイブ」と言っているのを初めて聞いたとき、なんてカッコつけた言い方なんだ、と思いました。ん〜、ちょっとオシャレかも、とも。実際、楽曲中で使ってみると、ダイアトニック コードのみの進行に、コジャレたバリエーションを与えることができることに感心してしまいました。
次回、いくつかトゥー ファイブをみていきます。