CHAPTER 6 ダイアトニック コードの機能
主要和音とその代理コード
ダイアトニック コードは、類は友を呼ぶ的に3種類に分類できます。似たもの同士の集まりです。すなわち、構成音に共通性がみられるという根拠の分類です。
EX-10 ダイアトニック コードは3種類に分類される
機能 | トニック(T) | サブ ドミナント(SD) | ドミナント(D) |
主要和音 | C | F | G7 | 代理コード | Em7 | Dm7 | Bm7♭5 |
Am7 |
機能 | トニック(T) | サブ ドミナント(SD) | ドミナント(D) |
主要和音 | T | W | X7 |
代理コード | Vm7 | Um7 | Zm7♭5 |
Ym7 |
本編で使用するコードフォーム拡大画像
ハイポジションのギターコードフォームは→「ギタ掘り!」で登場するギターコード一覧
この3種それぞれリーダーがいて、「主要和音」や「スリー コード」などと呼ばれています。そして、リーダーの代役を果たせるコードがそれぞれに分類されます。「代理コード」と呼ばれているものです。
7つのコードにローマ数字を振っておくと、後々キーC以外のコード進行の理解を深めるために役立ちますので、ここからシンボルとして使用することにしましょう。
これを「ディグリー ネーム」といいます。楽曲を弾く時などにこのディグリーを意識することを習慣づけておくと、それぞれのコードがどのような機能を持っているか瞬時に理解できるようになります。また、移調(キーを変える)などを行うときに使用すると便利です。