CHAPTER 7 主要和音の終止形
主要和音を連結して終止形をつくる
ギター譜EX-12 ドミナントからトニックへの終止形
ドミナント終止といいます。ルートの動きに注目してください。G(X)から4度ほど音程が進行してC(T)に終結しています。ルートが4度進行することを強進行といって、ドミナント終止の終止感を明確にしている特徴のひとつです。ルートが4度進行するコード進行はドミナント終止に限らず、他のコード間でも頻繁に出現します。みなさんが普段演奏している曲などでも確認してみてください。
もうひとつの終止感を強くする特徴として、G7の長3度の音がCのルートへ半音進行、及びG7の短7度の音がCの長3度へ半音下降することがあげられます。G7の長3度と短7度の少し不安定な響きが、Cのルートと長3度へ終着することで終止感を出しているのです。
さらにサブドミナントを追加することで、よりスムースな終止形になります。
SD → D → T
ギター譜EX-13 サブドミナント−ドミナントからトニックへの終止形
本編で使用するコードフォーム拡大画像
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