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CHAPTER 2 コード進行のバリエーション

A 代理コードを使う パターン1

CHAPTER 1の主要和音と代理コードの表でコードの機能を確認しつつ、課題にするコード進行をいくつかのバリエーションにしてみましょう。
課題にするコード進行は、

Tm7 (T) YM7 (T or SD) Wm7 (SD) X7 (D)
ト音記号 m7 M7 m7 7  

でした。
これに最初の2小節はトニック主要和音のみ、4小節目のG7に代理コードを使います。

ギター譜EX-8m ドミナントの代理コード

Tm (T) Tm7 (T) Wm7 (SD) Zdim7 (D)
m m7 m7 dim7
Cm-Cm7-Fm7-Bdim7

さらに、最初の2小節のCmとCm7のところを細分化します。CmM7とCm6も参加させましょう。

ギター譜EX-9m トニック主要和音の細分−クリシェ

Tm (T) TmM7 (T) Tm7 (T) Tm6 (T) Wm7 (SD) Zdim7 (D)
m mM7 m7 m6 m7 dim7
Cm・CmM7-Cm7・Cm6-Fm7-B♭7


「ギタ掘り!」で登場するギターコード一覧

上記ギター譜の半音ずつ下降していく赤の部分、Cmのルート→メジャーセブンス→セブンス→シックス、弦でいうと3弦5フレット(C)→4フレット(Bナチュラル)→3フレット(B♭)→2フレット(Aナチュラル)と進行している部分に注目してください。
コードの一部を連続的に半音または全音変化させ、そのコードに装飾的効果をもたせることをクリシェといいます。クリシェは下行していくパターンも上行ていくパターンも両方あります。また、短調だけでなく長調でも使用されます。